理事長が語る、特定非営利活動法人Le’aが目指す場所
「肩の力を抜いて過ごせるような空間」――理事長の二階堂要子さんが繰り返す言葉は、特定非営利活動法人Le’aという施設の方向性をそのまま表している。支援が必要な子どもたちとその家族が孤立せず、小さな出来事に喜び合い、悩みを分かち合える関係をつくることを経営の根幹に置いた特定非営利活動法人だ。「この子の”できる”をもっと見つけてあげたい」という親御さんの気持ちに、心から寄り添いたいという姿勢は、スタッフ一人ひとりの言葉にも共通して流れている。
「子育てに関わるすべての人の気持ちに丁寧に耳を傾けるパートナーでありたい」という二階堂さんの言葉を読んで、正直、経営者のスタンスがここまではっきり示されている施設は多くないと感じた。NPO法人として地域に根ざしながら、子ども食堂の運営なども手がけるなど、大崎市との結びつきを大切にした活動が続いている。
看護師・保育士・相談員が連携する専門スタッフ体制
特定非営利活動法人Le’aには看護師、保育士、児童指導員、相談支援員が在籍し、それぞれの専門性を持ち寄ったチーム支援が行われている。重症心身障がいのあるお子様に対しては看護師が医療的ケアを担いながら、保育士が遊びや創作活動を通じた感性の発達を支える。日々の小さな変化を複数のプロの目で拾い上げることで、見逃しのない支援につながる。
看護師の佐藤康子さんは「スタッフが互いに協力し合い、笑い合える明るい環境の中で子どもたちと向き合いたい」と話す。相談支援員の三浦恵さんも「安心して話していただける関係づくりを心がけたい」と言葉にしており、どのスタッフも保護者との対話を支援の柱に据えている点が印象的だ。「先生たちが本当によく話を聞いてくれる」という保護者の声は、そうした日常の積み重ねから生まれているのだろう。
放課後の時間を、その子らしく使える場所
学校が終わってからの時間や長期休暇の間、障がいのあるお子様が自分らしく過ごせる場所として放課後等デイサービスを展開している。日々の活動や同年代との交流を積み重ね、集団生活への適応を少しずつ育んでいく。長期休暇中も規則正しい生活リズムを保てるため、学校生活から夏休みへの切り替えによる乱れを防ぐ効果もある。
「子どもが楽しそうに通っている姿を見て、選んで良かった」という声が寄せられているように、施設での時間が家での雰囲気にも影響を与えているようだ。保護者にとっても、安心して預けられる時間が確保されることで、日常の余裕が生まれるという側面がある。
個別支援計画と送迎が、通い続ける環境をつくる
お子様の特性・得意・苦手を丁寧に把握したうえで、スモールステップを積み上げる個別支援計画を作成。保護者との定期面談でその内容を更新しながら、成長の速度に合わせてアプローチを変えていく。決まった型に当てはめない姿勢は、お子様の自己肯定感を育てる土台にもなっている。
専用車両によるドアツードアの送迎は、時間や場所を保護者の生活リズムに合わせて調整できる仕組みだ。東大崎駅から車で約4分の事業所まで、移動中もスタッフが見守りを続ける安全な移動体制が整っている。「送迎があるから続けて通えている」という声が多い施設でもあるようだ。

