動画編集スキルが、自信に変わっていく
「自分の作った動画が形になるのがとても楽しく、自信に繋がっています」——就労継続支援B型事業所オフィス風with MUSIC JAMを利用するA.K様がそう話すように、スキルを習得するプロセスが自己肯定感の回復と重なるケースが目立つ。富山市西宮町に拠点を置くこの事業所は、動画編集・イラスト・WEBデザインを軸に、データ入力や事務作業も選べる構成だ。精神障がいや知的障がいを持つ方を対象に、未経験から始められる環境を整えている。
Premiere・Photoshop・IllustratorといったAdobe製品を中心としたソフト環境で、現役の動画編集プロデューサーとTikTokerが講師として指導に当たる。教科書的な操作説明ではなく、今も現場で活用されているスキルが学べるという点が、受講者から評価されている。
一人ひとりのペースに合わせる、マンツーマン指導
「パソコンは得意だけど、ソフトの使い方がなかなか覚えられない」「動画編集は好きだけど、操作で苦手なところがある」——こうした個別の状況に対して、マンツーマン形式の指導が柔軟に対応する。その場ですぐ質問できる環境が、つまずきを溜めずに進める後押しになっている。同じ作業でも、利用者によってプログラムの内容やレベルを変えるため、横並びで比較されるプレッシャーが生まれにくい。
事務作業の分野でも「この間まで時間内に終わらなかった作業が終わらせられるようになった」という声が上がっており、着実な成長を実感できる仕組みが機能している。
開放感ある空間と、外が見える中庭
事業所のコンセプトは「開放感」だ。密集した環境が苦手な方や、他者との距離が気になって集中できないという方に向けて、広々とした作業スペースを意図的に設計している。窓から緑の中庭が見える配置で、視線を一度外に逃がせる環境がある。この空間のゆったりした雰囲気が、初日の緊張を和らげてくれるという声も届いている。
萩浦小学校前駅から徒歩2分の立地で、東岩瀬駅からも徒歩9分。駐車場は3台分を確保しており、車での通所にも対応する。富山駅からの送迎サービスは現在準備中で、体調面の不安を抱える利用者への対応も整備が進んでいる。
通院同行と、昼食準備中という生活支援の姿勢
就労スキルの取得と並行して、体調面や生活リズムへのサポートも行う。通院同行は現在実施中で、福祉の専門知識を持つスタッフが病院への同行という形で利用者に寄り添う。N.R様は「体調に波があり一人で病院へ行くのが不安な時期もありましたが、スタッフさんが同行してくれるサポートがあると聞き、とても心強く感じています」と述べている。昼食の支給も準備中で、午前の作業後に食事をとりながら午後へとつなげる一日の流れを整える方針だ。
見学会・体験会・体験利用と段階を踏んで利用開始できるため、「まずは雰囲気だけ見てみたい」という入口でも気軽に問い合わせられる。


